2025/08/10 18:31

現在、大阪夢洲で開催中のEXPO 2025 大阪・関西万博にはインドネシア館(インドネシアパビリオン)が設置されております。先月 7/21-27にかけて伝統工芸やハンドクラフト商品を紹介する企画展がインドネシア館1階の出口付近で開催されました。
ご縁があり、今回BALIISMの製品も展示させて頂けることになったため行ってきました!今回のレポートなのですが、「インドネシア館」の紹介も兼ねてのレポートになっているため長文となります。少しネタバレ要素も含みますのでインドネシア館にこれから行こうと思っている方は途中をスキップし、BALIISMの商品の展示コーナーの写真が載っている、最後の方だけお読み頂ければと思います。


まず、インドネシア館の会場位置なのですが、大屋根リングの中のコネクティングゾーンの西側(西ゲートの方)にあります。会場は2階建てです。船をモチーフにしているそうで、外観の先端が尖っているのが特徴となっています。

1階入り口に入ると 「Indonesia」のロゴと木製のお面が出迎えてくれました。
お面はインドネシア各地の神話に出てくる悪魔や聖獣の形状にしているのかと思われます。バリ島の聖獣バロンと思われるお面もありました。(写真右下:下から2番目のお面)

奥に進むと植物園のようなコーナーが広がっており、2Fまで繋がる吹き抜け構造になっているお陰もありとても開放感があります。滝も流れており、視覚と音で癒される空間でした。車椅子の方なども楽しめるバリアフリー構造になっているのも良いです。

さらに奥に進むと360°地面まで広がるマッピング空間でインドネシアの雄大な自然などを紹介していました。

更に奥に進んでいくとシアターがあり、インドネシアの伝統的な影絵芝居である「ワヤンクリ」をテーマとしたショートムービー(約5,6分ほどかと思います)が上映されたのですが、芝居自体をメインに上映するのではなく、
そのルーツと代々受け継がれる影絵芝居たちの暮らしにフォーカスを当てた内容になっていたので、非常に面白かったです。インドネシアというとイスラム教徒の国と思われる方が多く、実際その通りで現在は国民の87%がイスラム教、その次にキリスト教、ヒンドゥー教は、たった1.69%しか居ないそうです。(AI要約) バリ島だけ特殊で、イスラム教よりもヒンドゥー教を信仰する人が多く在住する島になっています。
しかし、このワヤンクリはヒンドゥー教がベースになっていて、バリ島を感じる要素も沢山ありました。元々、インドネシアはヒンドゥー教徒が多く、このワヤンクリが作られたと言われる10世紀はヒンドゥー教を信仰する方が多かったのが要因だそうです。ルーツ的にはジャワ島の中部ジョグジャカルタが強いので、この動画は、おそらくジョグジャカルタを舞台にして作られているのかと思いますが、撮影はヒンドゥー教徒の多いバリ島メインに行っている気がしました。ちなみにジャワ島も15世紀までヒンドゥー教を信仰する方が多かったようで、のちにイスラム教徒が増えていったという歴史的背景があります。

ワヤンクリは、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている影絵芝居です。詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。

さて、最後のコーナー1Fにはセミナーステージとカフェ・ショップなどが併設された
ゾーンがあり、その一角で、今回の企画展が開催され、そこにBALIISMの「バンブーマイボトル」といった一部商品を展示させて頂きました。ちなみに企画展が開催された、7/21~27のインドネシア館の来場者数の合計は、11万4868名だそうで、多くの方に見て頂くことが出来ました。


最後に。今回のインドネシア館での企画展開催にあたって、設営や展示場の管理をしてくれたインドネシアパビリオンスタッフの皆様、そして、チャットで直接やり取りを行ってくれた国家開発企画庁(BAPPENAS)のラマ・プトラさんありがとうございました。皆様のお陰で、素敵な展示が実現できました!また、いつかお会いできる日を楽しみにしています。

(インドネシア・パビリオンを管理するスタッフの皆様)

企画展は終了しましたが、EXPO2025大阪・関西万博は、10/13(月)まで開催中です!!
万博をお越しの際は、是非インドネシア館に立ち寄ってくださいね!
皆様のご来場、心よりお待ちしております。

EXPO2025インドネシア館 特設サイト

[Kepada staf Paviliun ]
Saya ingin mengucapkan terima kasih kepada staf Paviliun Indonesia yang telah membantu persiapan dan pengelolaan ruang pameran untuk pameran khusus ini di Paviliun Indonesia, dan Bapak Rama Putra (BAPPENAS), yang telah berkomunikasi langsung dengan saya melalui chat. Terima kasih kepada Anda semua, kami dapat menyelenggarakan pameran yang luar biasa! Saya berharap dapat bertemu Anda lagi.


記事を書いた人  I GEDE HASEGAWA MASAYUKI. 

BALIISM Japan株式会社 代表 (BALIISM 創業者)

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