2025/01/23 23:05

皆様、本ページを開いて頂きありがとうございます。
BALIISMの創業者であり現日本法人 代表を務めさせていただいている
長谷川 真之 – (バリ島現地名:イ グデ ハセガワ マサユキ)と申します。

あっという間に10年という月日が過ぎ非常に驚いています。思っている以上に人生はあっという間だなと。
私は10年目に入り次のステップとして新しい挑戦をしてみたいと考えています。
それは、「書いた文章を読んでもらう」ということです。

単に読んでもらうだけではなく、心に残る文。楽しい気持ちになれる文。学びのある文を書きたいのです。
私は、文章を書くのは素人同然で時より読みづらい表現もあると思います。
しかし、自身を素早く成長させるには自分で書いて伝えると言うアクションを取る事が大切だと考えています。
プロの方に書いてもらえば綺麗にまとまって読みやすいのかもしれませんが、心を動かす言葉は「本人」から出す事が最も強く伝わるのではと思っています。だからこそ、あえて自身で書き記すことにチャレンジしてみる事にしました。

文を書く回数が増え、新着エッセイを公開するたびに成長を感じる事ができる事でしょう。
その成長を読者である皆様にも感じて頂き、日々成長している様子をご覧いただければ嬉しい限りです。


さて本題に入ります。
「BALIISM 創業のきっかけ。」

10年前、私は、インドネシア・バリ島にて語学留学中の学生という立場でした。誰もが驚くような商品を次々と開発していくモノづくりに携わるプロのデザイナーになりたい。という想いがあり、習得した語学をアウトプットするための訓練の場としてスケッチや設計した図面をもとに現地の職人にオリジナルの家具を作ってもらうプロジェクトをスタートしました。
そして、それがのちに インテリアブランド ― BALIISM ―となります。
デザインしたオリジナルインテリア製品を販売するためのブランドなのです。

私は経営学を学んだわけでも無いし、周りに実業家がいるような環境でも育っていません。
私の父親は日本画家、母は小学校の図工専科の教員という家庭環境でした。
その影響もあってか「モノづくりに関わるデザイナー」になりたいという夢が中学生という早い段階で見つかり、美大に進学したものの起業家が生まれるような環境では無いのです。

就活時に第一志望であるメーカーのインハウスデザイナーとして内定をもらった時、飛び跳ねて喜び、大学のゼミの先生・両親・親友等に「内定もらったよ!ほんと夢のよう。ようやく夢が叶ったんだ!」と報告し「おめでとう!本当に良かったね。」というコメントをもらった様子を覚えています。
しかしその僅か2年後、退職してしまうなど誰が想像していた事でしょうか。私自身も全く想定していませんでしたし、ショックで驚きを隠せません。
休む事なく常に全力疾走で仕事に取り組んでいましたが、任された仕事で大きな失敗してしまい無力感を味わいました。
その瞬間、心身ともにドっと疲れてしまい働く気力がなくなってしまったのです。

「語学留学するため退職します」と伝えましたが、本心はこの場から逃げ出したい。
全然違う環境に足を踏み入れて今のことを忘れたい。それが本当の気持ちだったと思います。

バリ島でモノづくりを始めたのは、語学習得をして半年が経った後。
単純に英語の授業を受けるだけでは物足りなくなってきて何かアウトプットしたいな。ということがきっかけです。
バリ島のモノづくりは、自然素材を活用したハンドメイドクラフトが主流であり得意分野だったので、それに沿って何か作ってみようかな。という軽い気持ちで始めたのがBALIISM設立に繋がります。

具体的に、どういうものを作っていったのかは次の「なぜ、BALIISMを創業したのか。」でお伝えします。
最後まで本文を読んで頂きありがとうございます。興味を持った方は次回エッセイももご覧ください。