2023/10/19 23:54

私たちが生きていく上で、何かヒント💡になりそうな情報をお届けするコンテンツです。
海外で何かチャレンジしたいと考えている方、是非お読みください☟

BALIISMの直営店はヨガやオーガニックの聖地であるウブドに2023年2月にオープンしましたが、このオープンを決断したのは2022年7月頃でした。コロナ真っ只中であった7月は外国人訪問がようやく解禁され、制限付きでバリ島に訪れる事ができることになった時期でもありました。BALIISM創業者の長谷川も3年ぶりにようやくバリ島に訪問できるという事でウキウキしていたそうなのですが、成田空港に着いた時点から異様な雰囲気が既にあったそうです。
▲閑散とする成田空港出発ロビー(左) 出国手続後エリアにある休業中の免税店コーナー(右)
▲わずか8名で出発するマレーシア航空機内の様子 (成田ークアラルンプール間※)
※2022年当時はバリ島行きの直行便が運休であったため乗継便にて向かう必要があった。

ほとんどのチェックインカウンターがブルースクリーンという状態で、成田発の飛行機の搭乗者はわずか8名。
そして、バリ島の観光地ウブドに到着しても、閑散としていて、あまりにも変わり果てた姿に唖然としてしまったそうです。

コロナ前のウブドの中心部は、いつも渋滞で歩道も沢山の外国人観光客がウブドの街並みを楽しむため賑わっていたのに、渋滞どころか観光客もほぼ居ない寂しい雰囲気だったそうですが、彼はこの状況を見て逆に店舗をオープンさせるなら「今だ!」と閃いたそうです。

▲閑散とするウブドの中心部 モンキーフォレスト通り

さっそくバリ島の現地法人の責任者に相談した所「コロナもいつ開けるか分からないし、そんな不安定な状況でオープンさせるのはリスクも高いので、もう少し待って様子を見たら?」と話されたそうですが、状況が良くなってきてから始めるのでは、既に立地の良い物件は埋まってしまっているはずだ。と話し、日本法人側から初期費用に関してほぼ満額を出資する提案を出し、渋々と物件契約を進めてくれたと話しています。

BALIISM創業者の長谷川は、創業時からいずれ直営店をオープンさせたいという夢が元々あったそうなのですが、直営店オープンに適した候補地が中々見つけられず、オープンさせるタイミングをも見失ってしまっていたと話しています。
ウブドも候補地の一つでしたが、特にメイン通りは空きが出るような事はほぼ無く、もし出ても紙が張り出される前に良い立地の店舗はすぐに埋まってしまう状況だったそうです。

しかしコロナ期真っ最中であった2022年は状況が一変し、ウブドのメイン通り(Jl.Raya Ubud)でさえ空き店舗だらけ。テナント募集の紙があちらこちらに貼られている状況を見て、「今なら空き物件も多いし、良さそうな場所がすぐに見つかりそう!」逆に今がチャンスだと思ったそうです。

そして観光をしようと思って行ったウブドから、急に物件探しモードに切り替わり、その日と翌日の2日間のうちに20件以上の空物件を回ったと話しています。

▲最終的に決定した店舗の改装前の様子

写真左側はカフェ店、中央はコンビニ、右側はお土産店でしたがコロナの影響を受け全て閉店してしまっている状況でした。右側が広さ的にBALIISMの直営店として最適と感じたため、右側の空き店舗を契約する事になりました。
費用や書類の準備があり実際に物件の契約締結をしたのは7月末とのことですが、実質数日で意思決定する決断スピードは、日本人からすると珍しい行動かもしれません。「まずはやってみよう。駄目だったらその時どうするか考えてみよう。」という楽観的思考は、エネルギッシュな東南アジア人のようですが、一度決断した時の行動力とスピード感は、参考になるかもしれませんね💡
皆さんも何かチャレンジしたいと思っている時は、考えすぎず、まずは実行に移してみると良いかもしれませんね。
この投稿が皆様のお役に立てたら嬉しいです☺️

長谷川本人からのメッセージ>
2022年7月は、今からちょうど1年少し前の話ですが、今年とは全くと言って良いほど状況が違っていました。2023年はコロナも開け多くの外国人観光客がウブドを訪れていますし、コロナ前とほとんど変わらない賑わいが戻っています。改めて振り返りますと、2022年の時点で物件を契約したのは正しい判断であったと感じています。もちろん、今のようなコロナが明けた状況になっていたか分かりませんし、その当時はコロナの出口も見えず真っ暗闇の状況だったのでリスクもありました。でも行動せず「あの時こうしていれば...。」と後悔するリスクの方が上回ったので、思い切って行動する事を選びました。この店舗はBALIISMのフィソロフィーを象徴するお店ですが、簡易試算した所、現時点で取り扱っている商品で黒字にするのは難しかったのですが、ショールームのようにお客様と接点をとる事を目的としたお店にすれば十分価値がある。という判断を取り開業する事にしました。この判断が正しかったのか正直まだ分かりません。しかし、少し困難があった方が乗り越えられた時、大きな達成感が味わえますので自身のできる範囲で皆さんも挑戦して頂ければと思います。個人的に返済見込みが立たないローンをしてまで何かチャレンジするのは推奨していませんので「今の自身ができる範囲で」というのがポイントだと思います。事実、この店舗は今までBALIISMが積み立ててきた売上利益を使ってオープンしたものになります。そのため、この店舗を開業するにあたり銀行からの借入は一切していません。そしてオープンできたのは私一人の力だけではありません。契約協力してくれた現地法人を始め、内装工事の方々のご協力の元オープンする事ができました。また8人しか搭乗者が居なかったのに、飛行機を運休せず飛ばしてくれたマレーシア航空には感謝の気持ちでいっぱいです。



記事を書いた人 BALIISM Japan(株) 広報部 

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