2019/07/25 04:39

おはようございます☀️

早朝ですが、目が覚めてしまいましたのでブログを書きます。
BALIISM CEOの Gede Masayukiです。

7月24日はガルンガンというバリ島の迎え盆でした。
本社 バリ島カランガサムのお寺にお祈りに行った様子の写真がこちらです。
ヒンドゥー寺院はこの日、多くの参拝者で賑わっていたようですよ。

以下は2枚は GAPURA BALI 記事 からの引用写真ですが、とても綺麗な祭事ですよね。
この時期、あちこちで、このような光景を見る事ができます。

インドネシアはイスラム教徒の国というイメージが強いのですが、バリ島だけ ヒンドゥー教徒が多いので、
このような儀式が町の至る所で見ることができます。
頭にお供え物を乗せて歩く姿は、神秘的で外国人観光客も興味深く見ていますね。

一昨日23日から準備が始まって、10日程祝日となりますが BALIISM本社は 24〜26日が定休となります。
多くの会社もこの3日間はお休みです。
といってもジャカルタなどバリ島以外は祝日ではないので、バリ島だけの祝日といった感じですね。


私は日本にいましたのでバリ島の寺院には行けなかったのですが、お供え物を準備して自宅と会社でお祈りをしてきました。
私の奥さんはバリ人で、結婚時にヒンドゥー教に改宗しています。


お供え物はこんな感じ。お供え物の上に載っているのはチャナンといって、お祈り時にこのお花を使います。
木製の器やお盆はBALIISMの職人の手作り品です。(非販売)


この特徴的なお供え物を入れる小さな器は、ココナッツの皮からできています。
細く裂いて綺麗に丸めるとこのような美しい形状になります。
こういったものも全て手作りです。BALIISMのインスピレーションは、バリの自然とこのようなヒンドゥー文化から来ていています。
モノ=買うということが日本だと一般的ですが、バリは材料を買ってきて、自分で組み立てる。という事が習慣になってます。

このお供え物の器は、奥さんが作りましたが、
両親が作ってるのを子供の時から日常的に見ているから、自然と覚えて伝承されていくんですよね。
設計図は無くとも頭と手で覚えているから、ほんの2、3分でささっと作れちゃいます。
”必要な時に、必要な分を、必要なだけ。” この考え方は無駄がなくて素晴らしいですね。

日本もかつては、簡単なモノは自分で作る習慣があったのでしょうけど、
経済成長と共に忙しい世の中になったので、モノは家庭で「作る」のではなく「買う」という世の中になりました。
便利で、欲しいモノがなんでも揃う今の日本社会では自分で作る方が、寧ろ値段も高くなってしまうという事もありますもんね。
時間もかかりますし、効率的とは言えないのでそのような習慣になってしまったのかもしれません。

といっても、効率だけを求めていると様々な弊害がでてきます。

日本も伝統文化の継承や手仕事の後継者がいなくて廃業していく話を聞きますが、
一度なくなってしまった文化や技術を復活させるのは、とても難しい事だと思いますので
後継者をつなぐ支援対策がこれから、ますます必要な気がします。

バリは家庭の儀式や祭事を第一に考える習慣があるので、このような問題はまだ出てきてなさそうです。